凪いだ朝。2人にはいつか見てほしいと思っていた景色。年に数えるほどしか出会えない景色。
それぞれに朝のお散歩へ。
なにそれ乗りたーい!と夫のスケボーに興味津々のご様子。好奇心、そこへ向かう瞬発力は気持ちがいいなあと思いました。
好奇心がある人、それを出せる人って意外といない気がします。そういう人とは仲良くなる気がします。
さて、今日はドライブしますよ!
苫小牧を抜けて太平洋沿いをどんどん行きます。
途中の鵡川町でひと休み。
道の駅よりぽぽんた市場が好きです。
海が好きな安達先生、海岸沿いドライブにご満悦。
今日目指す場所は浦河町。友人の牧場へ遊びに行きます。
一度ブログに書いたことがある、奇跡的に再会を果たしたおともだちです。
コロナでなかなか会えずにいたけど、2人が来道するにあたって牧場に遊びに行っていいかな〜?と連絡したら、奇遇にも支笏湖を、我々を思っていたよーとお返事。
実はライブにも来てくれていました。
彼女とは再会もそうなんだけど、本人たちが思うより縁?絆?がとても深いようで
うまく説明出来ない感覚なんですが、似た者同士のような、同じ感覚を持つもの同士の、一緒にいて違和感がない感じというか。
好きなものに対する情熱はわたし以上ですが。笑!
毛布〜あなたをくるんでくれるもの〜 それはときに馬でもあり。
馬の鼻息は勢いがあって温かい!ぶほぉー!
よしよし。とねっこも寄ってきた。
群れる生きものたちの迫力ある走りに、わたしたちはただただ圧倒されて立ちすくむ。
強く美しい生きものたち。
いつか牧場で好きな人を呼んでライブをやりたいの。
彼女が言うといつか叶う気しかしなくて、そこにはわたしたちもきっといるような気がします。
彼女が今一番推しているバンド、ゆうらん船のCDを実はライブの前後に流していました。
ライブ後に純くんが、気になってるんだけどこの歌誰の??めちゃかっこいいわ。と。
昔から彼女のセンスはただものじゃないと思っていたけど、やはりか!
納得と尊敬と嬉しい気持ちに満たされました。
次はカヌーで会おうね〜とお別れして、車中では小さな町の片隅になんて子がいるんだ!と語り合うわたしたち。
お昼ご飯を食べ損ねて微妙な時間になり、開いてるお店を探してたどり着いた中華屋さん。
馬の壁画があるところです。
中途半端な時間だったからか、おじさんが一人で切り盛りしていて(時間の割にお客さんもいてメニューも豊富)忙しそう。
ぶっきらぼうに出された料理は…う、うまい!←馬だけに。
全員きっと胸の内で やるなおやじ! と唸っていたはず。
食べ終わり満足していると、おじさんが無言で杏仁豆腐をテーブルに置きにきて「食べなよ」
…えええーー!! いいんですか??
他のお客さんがいなくなって休憩モードのおじさん、タバコをふかしながら
「あんたらどっちから来た?なんかイベントの帰りかい?」
慧ちゃんの芸能人オーラを見逃さないおじさん、一体何者⁈
サラブレッドと戯れてもうお腹いっぱいなのに、何気なく入ったお店の、まさかのおじさんからネタ提供でわたしの腹筋は崩壊しました。笑
個人的にまた食べに行きたいお店です!
この日は慧ちゃん帰京の日。このまま空港へお見送りです。
マジックアワーで空がきれいな色。最後までいい時間を過ごしました。
一ヶ月くらい北海道にいた気分…出会う人、もの、こと、本当に濃密で、慧ちゃんの言葉に頷くわたしたち。
純くん見送ったの昨日の話だよね?2ヶ月前じゃないよね?
みんなそのくらいの体感でした。
普段出会わないさまざまな生きものに出会った、不思議な日々。
2人が来てくれたことへの、いのちの祝福だったのかなあ。なんて思っています。
植物や動物、生きとし生けるものたちの歓喜が降り注いだような、見えないけれどたくさんのギフトを受け取った気分です。
次は安達先生がついに、帰ります…!続く。