マフィンと猫と開店日和

マフィン屋店主の日々と周辺の記録

初恋

「恋をして淋しくて 届かぬ想いを暖めていた」

村下孝蔵 初恋。

小学生のときミヒャエル・エンデに夢中でした。

布団を被って、はてしない物語を読むのが好きでした。

ラジカセからは、村下孝蔵。(オフコースの日も)

小学生はやがて、カラオケで村下孝蔵を歌う高校生になり、村下孝蔵の早すぎる訃報には、友達からご愁傷様ですメールが送られてきました。

関係者かー!笑

 

なんの話かと言いますと、マフィン屋の道のりのスタートは、器に恋をしたところから始まるのです。

(この詳しい話は、またどこかで。)

恋心は枯れることなく、果ては九州まで、器を追いかけていました。

対象が人間なら、どえらい話です。

恋をしなければ、マフィン屋になってはいない。

しかし、マフィン屋を志してから、わたしは器と距離を置いていました。

すっかり、追いかけなくなりました。

しかししかし、この春異変が。

閉じ込めていた恋心が、ひょっこり顔を出してきたのです。

ああ、やっぱり好きな人。

忘れるわけないじゃない…!

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そんなこんなで、小樽に行ったわけです。

数納賢一さんのお皿。yukimichiさんで購入。

可愛いロデヴは、Aigues Vives。

器の旅は、近隣ショップへと変わりましたが、確かなセンスで選ばれた器は本当に使いやすい。

恋心、再燃。

 

村下孝蔵で好きな曲は ゆうこ。

「言い出せない愛は 海鳴りに似ている

 遠くから絶え間なく寄せ 胸を強く揺さぶる」

器愛に胸を揺さぶられる春。