秋、千歳川。
とても綺麗な川です。
川に浮かぶって不思議。なんとも言えない気持ち良さ。
初めてなのに、何もかもが懐かしかった。
センチメンタルでノスタルジックなのは秋のせいだろか。
秋の景色は、冬に下った京都・保津川を思い出させた。
思い出すと、わたしの暮らしにはいつも、傍には川が流れている。
旧釧路川の傍に暮らし
母に誘われたサイクリングのゴールは岩保木水門。
子供心にあまりテンションが上がらない遊びのルートを何度も連れられた。
中標津での暮らしは、標津川の傍。
レンジライフへ川沿いの遊歩道を歩いて遊びに行っていた。
部屋のカーテン開けたら羊蹄山。山にかかる雲で天気予想する暮らしぶりを、横浜の友人はハイジと呼んだ。
今は湖の傍に。
そこは、千歳川の源。
よどみなく流れていくように
まだ、止まってはいけないよと言われていたみたい。
ここから始まる、この場所に来るまで。
思い出はいつも、いつまでも綺麗なまま。
「いま」が追いつくことは出来るのだろうか。
この川をどこまで流れたら。
電池切れで写真を撮れなかった。
「写真機は要らないわ
五感を持ってお出で」
ということかなあ。
林檎ちゃん。
「私は今しか知らない
貴方の今に閃きたい」