マフィンと猫と開店日和

マフィン屋店主の日々と周辺の記録

フィールドノート

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月極本が好調な売れ行き。

思わず買ってしまうナイスなポップでも書こうかなと思っているまま月日は流れ

そんなポップがあろうとなかろうと、届く人には届くのだ。と、この夏思わされました。

世の中はグローバル化が叫ばれ、あいつは危険だこいつも気を付けろと右往左往しながら拡大するしかない経済社会。

この波に乗るしかないのか?本当に?と、疑問の種を持つ人は東北の震災以来にわかに増えているように感じます。

働き方はすぐには変えられませんが、消費は誰でも今すぐ出来る経済活動です。

お金を使うということ。

どう使うのか、ということ。

思えば原材料の見直しもこの視点から始まりました。

個人の経済活動は健全でミニマムな社会を作る。はず。

例えるならば、コンビニのおにぎりに100円払うより、千歳の母が握るおにぎりに300円払いたい。(前のイベントにもおにぎりを差し入れてくれた母…涙)

届くべき人に届くように。

そうしていくと、大切なコミュニティは身近にあるものと気付く。

 

店内閲覧のみとしているフィールドノート。

これは釧路のテイクフリー情報誌です。帰省したときに手に入れたのですが、良い感じに地域情報が載っていて面白い。

釧路へ旅行予定の方はぜひご一読を!

知って欲しい、訪ねて欲しいお店がたくさん載ってます。

 

ある夏の日、若い男性が月極本と安達先生の新作を買ってくれました。

…あー、やっぱり!

ちょうど一年前、彼は安達先生の詩集を買ってくれて

若い男性が珍しいなぁと記憶に残っていたのです。

フィールドノート置いてるんですね?と言われて釧路の話になり、話してみるとなんと大学が一緒。

そしてそして、彼がカバンから取り出したのはフィールドノート最新号!

良かったらお店に置いてください。と言ってくれて、良いんですか?と手を出す遠慮しない店主…。

届くべき人に届いた、嘘のような本当の出来事。

 

今朝は寝ている上空をミサイルが飛びました。

仕事も暮らしもここにあるし、ここが消えたら支笏湖も自然もなくなるし

…寝よう。

諦めや無関心ではなく、ここから離れなくてもいいと覚悟出来たのは

今の暮らしがわたしを満たしているからなのだろうと思います。