登りたいと思うと雨が降る…。
年に数回、手間暇かけて金かけて。懐石料理をいただいてきました!
生まれた川に戻るように、和食がやはり、身体にすんなり入っていく気がする老いゆく初夏。
養生。せねば。
蟹、アワビ、キンキ、平取和牛。高級食材とは、なんて強い味なんだろう。
強さを包み込んでしまう出汁の存在とは、深い母性のやうである。
振り返ると一年ほどご無沙汰していた洋食屋さんへ行ったとき
胃袋がすっかり衰えて完食出来なくて
悔し涙を堪えていたら(大袈裟)
「冷めても美味しいからさ!」
と包んで持たせてくれました。
相変わらず盛況なご飯時間に、厨房から笑顔で声をかけてくれる江戸っ子大将。
お、おとーーさぁぁん!!涙
冷めても優しい、美味しいハムカツは父の味がしたのでした。
お店とは、その人で出来ていて
いいなと思う空気はその人の空気なんだろうな。
美味しいものを作る人は
冷めても優しい人。